CARBOYが創刊してすぐのころ
暴走行為防止のためのチラシを
入手した……結果……（笑）

これが不法改造車だ!!

と銘打ったチラシを入手した。

静岡警察本部、御殿場警察、富士スピードウェイの連名で、
配布されたもので、コイツは正月にグラチャン仕様の
竹槍出っ歯マシンの暴走を食い止めるためのひとつの手段。

ま、いまどきというか、当時も、こういう仕様のクルマに
乗っているひとは、ちょっとタイプが違うというか、
CARBOYとは、畑が違った存在だった。

当時の雑誌でヤングオートというのがあって、
そこでは、この手のマシンを、いろいろと取り上げていた。

ま、CARBOYとしても、ヒトのことをエラそうに言えた柄ではないのですが、
ついつい、面白がってしまいました。

そういえば、こういう仕様のことを、どうして「チバラギ」と
言ったんでしょうね。千葉、茨城県……福島や栃木にも、
いんにゃ、神奈川や埼玉にもいたはずでしょうに、
どうして、「チバラギ」だったんでしょ？

そのあたりは、あまり詳しくないので、わかりませんが、

なかの文章を読んでいただければ、おわかりの通り、
ほんと、ヒトを馬鹿にしたような内容です。

でも、自分なりに思うんですけど、
クルマのことが好きで、必死にやって、
他人からは「バッカじゃないの？」と嘲られて、
それでも、クルマが好きで、そういうクルマ馬鹿でも、
クルマ一本槍というのは、ちょっと味気ないと思うんです。

シャレのひとつも、冗談のサンパツもかましておきたい。
それが、CARBOYのなかのつまらない意地でもありました。
爪が真っ黒でも、つなぎがオイルまみれであっても、
そいつを楽しめる余裕がないと、クルマいじりというやつは、
楽しくないと思っております。

ま、そんな講釈はどっちでもいいんですが、
CARBOYでは、このようなヒトを舐めきったような、
つまらない記事が、本当にたくさんありました。

クルマの雑誌なのに、どうしてこんなものが
必要なんだ？ 何の役にも立たないじゃないか！
そういう声があるのは重々承知のうえで、
しょうもない記事を作り続けました。

こういうページの担当は、必ずといっていいほど
藤本です。役に立たないしょうもないことを、
一生懸命やる……性分なんですよね〜（笑）

このCARBOY2017では、真剣に技術やチューニングの
話を展開していきたいと思っていますが、
そればかりじゃ、つまらないというのは、
この当時と、な〜んも変わっておりません。

ですんで、テクノロジーの濃〜い話もありますが、
ほんとうにしょうもないページも、積極的に
作っていく所存でありますので、気に入らない方は、
見ないようにしていただければ幸いです……。